HANABI


夏の思い出は儚い まるで花火の様だな

眩しく美しい君との夏 今は輝き散りゆく


美しいものはかりそめと知りながら

人は必死に残そうとする

あなたの声顔過ごした日々も

あの夏とともに空に咲いた


目を凝らして見る人 写真に残す人

それぞれが夏を切り取ろうとする

僕はどんな顔で どんな思いで見ていただろう

流されてた穏やかな日々に


今が素敵だと思うけれど やっぱりあの夏が気になる

汗を流して笑顔に映る みんなはどうしているのかな


美しいものは1枚1枚繰り返す

必死で息をしないと見えなくなる

大切な物は秒単位で動いている

だからそう振り返る暇はない


目を閉じて見る人 動画で残す人

様々な思いで 空を見上げてる

一瞬で明るくそして消えて行く思い

慌てて僕は君の手を引いた


花火の中で君が重なる

変わらない火種が胸を焦がす


目を凝らして見る人 写真に残す人

それぞれが夏を切り取ろうとする

僕はどんな思いで花火を見ていただろう

君とともに


目を閉じて見る人 動画で残す人

様々な思いで空を見上げてる

いつの日かこの夏も儚く消えるだろう

わかっている だからこそ美しい