様々な楽器がある中、なぜアコースティックギターを選んで弾いているのか?
理由をちょっと考えて見たのだが、最初は、アコースティックギターは1人で、ギター1本で出来ると言う手軽さからだったかもしれない。
僕は、ギター自体は学生の頃から、友人や弟の物を借りて触っていたのだが、それらは全てエレキギターであって自分のギターではなかった。
自分のギターた言う物を手にしたのは、社会人になってからのアコースティックギターが最初である。
自己紹介でも書いたのだが、音楽活動はストリートライブから始まったので、アコースティックギターを買うと言う自然の流れとなった。
しかしながら、きっかけはそうであっても、いずれエレキギターや他の楽器に変わってしまう事もあると思う。
でも、未だに10年以上アコースティックギターに拘っているのは、どうしてだろう?
そう、紛れもなく好きだからの他にないと思う。
アコースティックギターの魅力に音がある。
音を加工しない楽器そのものだけの生音、これがまたいいのだ。
車のエンジン音。
カメラのシャッター音。
色んな音に痺れてしまうと言うものがある。
それぞれ個体が持つ、それだけの音の美しさ。
聴いた時に、安心する、気持ち良くなる、気持ちが高揚する。
そんな音を見つけて、好きになってしまったら。
それだから、愛着も湧くし、また好きな音を探してしまう。
少し、結果論になってしまったが、少し話を戻して、僕がアコースティックギターを始めた頃は、アコースティックギターが、多く使われている歌を好んで聴いていた。
けれど、音までは気にしてはいなかった。
アコースティックギターが使われているという事が重要だった。
そして、数年後ミスターチルドレンを聴き始めた時には、バンド演奏の中、片方のチャンネルから鳴っているアコースティックギターのアタック音が印象的で、アタック音が好きになった。
それが、音を気にするきっかけである。
アコースティックギターはアタック音だけでも、聴いていて心地良いんだと、新たな発見だった。
そうして、山崎まさよし、アナム&マキを聴く様ななり、アコースティックギターがメイン、つまり、バンドの中のアコースティックギターではなく、アコースティックギターで表現する音の世界を知り、アタック音だけではなく、低音の響きや音質、はたまた高温の響きなど、自分が聴いていて心地良いものを徐々にすり込まれて行ったのだ。
その後、アコースティックギターの曲を自分でレコーディングをする様になった時、出来上がった自分で録音した物を聴いた時に、今まで聴いてきたものとの音の違いがはっきりと分かった。
この音は気持ち良くない。
自分に音の好みがあると確信した瞬間だった。
それ以来、アコースティックギターの音を気にする様になって、色んなCDを聴いても、音の違いを気にして聴く様になったのだ。
生音が好きと言う話をして来たので、少しズレてしまう部分もあるのだが、アコースティックギターでも、ライブ等でラインで繋いでしまえば、生音ではなくなるので、エレキギターの様に音作りをしなければいけなくなる。
また、CDの中の音も、結局機械で色々調整しているので、本来の生音とは違うものであるので、そこは割り切って考えて欲しい。
けれど、僕はその中でもやはり好きな音を出したいと言う気持ちがあるので、そこは試行錯誤しながら、色々考えて作り上げています。
アコースティックギターが好きだから、その音をより良く気持ち良く聴きたい。
その一心です。
ギターの音に拘るって言うのは、なかなか、ギターが好きじゃないと興味がない部類かもしれませんが、僕の自己紹介のプラスという事で、ライブ等でギターの音を聴く事があれば、そんな事を思い出して聴いていただければ、また新たな楽しみを見つけられるかもしれません。
また、細かい音作りの話しは、別の機会に書けたら良いかなと思います。
音楽の楽しみ方は、歌、音、リズム、歌詞、色んなところにあります。
何かの参考になれば幸いです。
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